前回、私が非常に高く評価する教育施設との連携について書きました。日本人は非常にありがたく感じるのですが、外国人家族はまた重要視する部分が違うようです。まず、タイは比較的安全で平和な国です。日本から比べると少し治安が悪く運転も荒く野良犬もそこら中にいて、小さい子どもには危険だと感じてしまいます。男性でも怖がる人はたくさんいます。大人になってから初めての海外がタイだと確かに少しびっくりするかもしれません。しかし、外国人は往々にして自国のほうが危険なことが多いのでタイのことを素晴らしく安全な国だと捉えています。欧米だとそのあたりを歩いている人が銃を持っているわけですし、野良犬どころか熊やサソリがいることだってあるのです。それに車社会が当たり前ですから、日本人の多くが望むように徒歩圏内にスーパーや病院があることを重要視しません。それよりもいかに家族と喧騒を離れてゆったり過ごせるか、に重点を置くようです。バンコクには外国人の駐在家族もたくさんいますから、不動産デベロッパーもあらゆるニーズに応えようとしてコンセプトが定まりきっていないことが多くあります。その反面、シラチャにはほとんど日本人しかしませんので建っているサービスアパートは日本人のためだけを考えて作られています。これから建設予定のサービスアパートも日本の建材や竹や障子を使ったり、日本人のコンシェルジュが何人も常駐していたりと日本人にいかに日本を感じてもらえるか、そこに新しい付加価値を創造できるか、すごく追求しているのが感じられます。これからもシラチャのサービスアパートは日本人に選ばれ続けるでしょう。